2005年7月26日

■ きちんと知りたい!コエンザイムQ10のこと

できるだけ長く元気でいたい
いろいろなストレスをはねかえしてはつらつとしていたい
スポーツを思い切り楽しみたい
美しい肌になりたい
二日酔いを何とかしたい
上手に使えばコエンザイムQ10は切り札になります。

1.細胞の元気の素

 あたりまえですが私たちだ生きていくためにはエネルギーが必要です。自動車ではエンジンがエネルギーを作り出しますが細胞の中では
 ミトコンドリアと呼ばれる小器官がその働きをしています。1957年、ミトコンドリアの中にはこれがないとうまくエネルギーが生産できないと
 いうオレンジ色の物質が発見されました。それがコエンザイムQ10です。

2.体を錆びつかせないために

 魚や肉を冷蔵庫に入れずに放っておけば数時間での成分の脂質が酸化されにおいがつきます。私たちの体も同様に酸化されやすい脂質を
 たくさん持っています。脂質の参加を防ぐ抗酸化物質の代表は皆さんよくご存知のビタミンEです。しかし生体脂質の酸化を効果的に防ぐ
 にはビタミンEだけでは不十分でコエンザイムQ10が一緒にあることが重要であることが最近の研究で明らかになりました。しかもコエンザイム
 Q10はミトコンドリアだけでなく体のあらゆる場所に存在して抗酸化物質として働いています。

3.加齢とともに減少するコエンザイムQ10

 コエンザイムQ10は細胞の元気の素であり体を錆びつかせないためにも必要な大切な物質ですから私たちは自らの体の中で合成
 しています。しかし多くの臓器のコエンザイムQ10濃度は20代をピークに減少していきます。ひとときも休まずに働いている心臓ですが40代で
 30%、80代で50%以上ものコエンザイムQ10が失われます。これは大変な問題です。これまでいろいろな老化の仮説が提唱されてきましたが
 もはやコエンザイムQ10を無視することはできません。

4.食事だけでは補えないしかしサプリメントがある

 コエンザイムQ10を必要としているのは私たちだけではありません。植物も動物も同じです。従って食物からもコエンザイムQ10を摂取することができます。
 しかし、せいぜい1日5-10mgといわれています。もし1日100mg必要となれば毎日イワシ20匹、あるいは牛肉を3kg、あるいはブロッコリーを12kg
 も食べなくてはなりません。とうてい無理です。ようやく日本でも2001年からサプリメントで摂取できるようになりました。世界中にコエンザイムQ10
 を供給しているのは日本の数社だけですがやっと日本人の元気が支えられるようになったのです。

5.コエンザイムQ10の効果

 ほとんど全ての細胞にミトコンドリアがあり体中のあらゆるところにコエンザイムQ10があるのですからサプリメントをとることにより実感できる効果は
 ひとりひとりで違いがあります。よく聞かれるのは疲れにくくなった、元気はつらつになった、肌が美しくなった、二日酔いがなくなった、足のむくみが
 とれた、集中力が増した、頑張りがきくようになった風邪を引かなくなった、歯ぐきがしっかりしたなどです。コエンザイムQ10不足になる中年以降の
 人に強く実感されるようです。

6.病気とコエンザイムQ10

 心臓のバイパス手術を予定している患者さんにコエンザイムQ10を1日300mg、一週間以上飲んでいただくと確かに心臓にコエンザイムQ10がとりこまれ
 そのミトコンドリアの機能が向上し、また術後の経過も早いので早く退院できるとの素晴らしいデータが報告されています。
 またパーキンソン病初期の病状の進行を遅らせたとの報告もあります。コレステロールとコエンザイムQ10の生合成経路は途中まで同じであるためコレステロール低下
 薬であるスタチンを飲むと同時にコエンザイムQ10も減少することが確かめられています。スタチンの副作用を抑えるためにコエンザイムQ10を一緒にとる
 事が常識とならなければなりません。

7.トップアスリートも注目

 筋力アップと運動による筋肉細胞の破壊を防ぐ上でコエンザイムQ10は有効と考えられます。実は多くのトップアスリートがひそかに愛用しています。
 コエンザイムQ10をとることにより疲れにくくなるので長い間トレーニングできるようになり自然と記録が伸びたり運動能力が向上するようです。

8.とりかたと安全性

 コエンザイムQ10は水に溶けず、油に溶けやすい物質ですから油分を含む栄養バランスのとれたしっかりとした食事直後に摂取することが大切です。
 空腹時では十分に吸収されず効果が半減してしまいます。もともと体の中にある物質ですからコエンザイムQ10に高い安全性が認められるのも当然でしょう。
 心配があるとするならばコエンザイムQ10よりもカプセルの材質や一緒に含まれる成分の方でしょう。吸収性が高くより信頼できる製品が開発されることが
 望まれています。

KEN : 11:10 | コラム | |

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